円相場ってなんだ?

さて、今回取り上げるテーマは「円相場」。

円相場とは、外貨に対する円の相対的価値のこと。
要するに、円を外貨に換えるときの交換比率(為替レート)であり、基軸通貨である米ドルに対するレートを指すこともあります。

この円相場は、対米ドルなら「1ドル=〇〇円」、対ユーロなら「1ユーロ=〇〇円」といった具合に“ある外貨1単位は日本円のいくらに相当するのか”という形で表すのが基本。

そして、外国通貨から見て日本円のレートが高くなることを「円高」、日本円のレートが低くなることを「円安」といいます。

具体的にいえば(極端な例ですけれど…)「円高」とは1ドル=100円だったレートが1ドル=80円になったような状況、反対に「円安」は1ドル=80円だったレートが1ドル=100円になったような状況のこと。

ちょっとヤヤコシイと感じるかもしれませんが、難しく考えないで!

昨日までは100円でキャベツ1玉が買えたとします。それが今日は同じ100円を出しても1/2玉しか買えなかったなら…「キャベツの値段が高くなった」ということですよね。
実は、円安・円高の仕組みはこれと全く同じこと。
ドル円でいうと「1ドルで“100円”を買うことができたのに“80円”しか買えなくなった」→「円の値段が上がった」→「円高」となるわけです。

また、通貨が高いということは、その通貨の需要がある/人気が高いという意味。
ですから、円(日本)の評価が世界において相対的に高くなるほど「円高」になり、円の価値が下がれば「円安」になります。
さらに、日本の対外純資産が極めて多いこと/低金利なことから、世界には円を“俗にいう安全通貨”とする見方が存在するため、イギリスのEU離脱やリーマンショックといった市場が荒れる局面では日本円に買いが集まり一気に「円高」が進んでしまうこともあるわけです。

なお、こうした円相場の動きは、直接為替取引をする場合のみならず株式取引などをするさいにもチェックしたいもの!
というのも、円高は“輸出業にはダメージになるものの輸入業には追い風に”、円安は“輸入業には苦しいものの輸出業には競争力アップにつながりプラスに”というように、円相場の動きは、企業業績ひいては株価(株投資)にも多く影響するものだからです。

そのため、外貨預金やFX投資をしている/しようとしている方はもちろんのこと、株投資などを考えている方も、ぜひ日頃からこの「円相場」の動きには積極的に目を向けていきましょう。